【小売業には欠かせないシフト管理業務】についてと注目の取り組みを紹介
店舗運営における【小売業には欠かせないシフト管理業務】についてどのような取り組みがなされているのかをご紹介いたします。
小売業によくある「シフト作成・管理」への課題
なぜ小売業のシフト管理や労務管理は大変なのか
小売業界は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど食料品・日用品などの様々な商品を取り扱う業態や特定の領域の商品を扱う家電量販店やアパレルなど多岐にわたります。多店舗での運営をするケースも多く、働く従業員の方の数も少なくはありません。また、従業員の雇用形態も正社員だけでなくアルバイトやパートなど様々な形態がある為、勤怠管理などの労務管理なども課題となっています。
その他、人手不足や休暇取得日数が少ないなどの労務課題などがあるうえ、 来客数の予想ができずコロナ禍でシフト作成が難しいという課題にも直面しています。
※出典:https://www.tis.amano.co.jp/product_solutions/retail/
※出典:https://www.mot-net.com/blog/kintai-system/36504
シフト管理を失敗してしまう場合の問題点
- 従業員の不満とモチベーションの低下
不適切なシフト管理は、従業員の不満やストレスの原因になる場合があります。予定外のシフト変更や過度のシフト負荷は、従業員のワーク・ライフ・バランスに悪影響を及ぼし、モチベーションの低下や離職のリスクを引き起こす可能性があります。 - パフォーマンスの低下につながる
適切なシフト管理が行われない場合、従業員の疲労や不満が蓄積し、パフォーマンスの低下が懸念されます。
その結果、サービス品質や作業効率が低下する可能性があります。
このような従業員のモチベーションやパフォーマンス低下によりお客様へのサービス低下につながるだけでなく、売上などにも影響するおそれがあります。
システムの導入メリット
シフト管理システムを導入することで、従業員の希望、業務ニーズなどを考慮して最適なスケジュールを作成することが可能となり、従業員の満足度の向上につながります。
また、従業員のスキルに応じて人員配置などすることなども可能となるため、生産性の向上など導入することによるメリットは多く挙げられます。
※出典:https://www.tis.amano.co.jp/product_solutions/retail/
※画像:https://www.tis.amano.co.jp/product_solutions/retail/
各企業の注目の取り組みをご紹介
無料のシフト・勤怠管理サービスを提供
Oplus株式会社は、ブラウザ・スマホ・アプリの全てに対応したクラウド型シフト・勤怠管理サービス「oplus(オプラス)」を提供しています。
クラウドサービスにより、PC・スマホからいつでも、どこでもシフトの提出・編集が可能です。また、メッセージの一斉送信やシフト収集の連絡も自動化できるため業務連絡を一元化&自動化することが可能となります。
書店事業及び出版事業を展開する株式会社大垣書店様では、100名近く在籍するスタッフのシフト作成にメールとExcelを併用して最大5日間掛かっていましたが、導入後は1日半まで作業時間を短縮することに成功しました。
活用方法としてスタッフページよりシフトを入力するとリアルタイムで管理者のシフト管理ページにてシフト内容を確認する機能があるため、重宝しているようです。
※出典:https://opluswork.com/
※画像:https://opluswork.com/aishift
生産性を最大化、シフト管理システムの決定版
株式会社アイルは小売業・サービス業向けにシフト管理システム「アールシフト」を提供しています。統計分析手法、AI手法などをフルに活用し、シフト管理システムの高度化を図ることができます。また、誰が使用しても素早く高精度なシフト表が作成できるよう、マウスだけで基本的な操作が行える直観的なインターフェースが特長です。
全国の百貨店や駅ビル・駅ナカなどに、サラダを中心としたSOZAIを展開する「RF1」や、「神戸コロッケ」などの店舗を約320店舗展開している株式会社ロック・フィールド様では、店舗運営の更なる精度向上に向けた支援をしたいと考え導入されました。シフト作成の効率化に関して、従来は各スタッフが勤務希望をメールや紙、口頭で管理者に申請し、管理者は全員の申請が集まってからシフト作成を行っており相当な労力と時間が掛かっていました。導入後は勤務申請は全てスマートフォン経由で自動的に集まってくるため、その間のやり取りや作業は大幅に短縮され、集計間違いも無くなりました。
※出典:https://www.rshift.jp/
※画像:https://www.rshift.jp/product.php
やりとりも作成もラクになるシフト管理サービス
株式会社リクルートライフスタイルは、やりとりも作成もラクになるシフト管理サービス『Airシフト』の提供をしています。
スタッフとのチャットでのやりとりが自動でシフト表に反映される機能を搭載しており、店舗責任者やシフト管理者のシフト管理に関する作業を効率化することができます。また、スタッフ毎の合計や日ごとの合計概算人件費がわかるので、計画性のあるシフト作成も可能となります。
アパレル雑貨メーカー株式会社アンドモア様では、「Airシフト」の導入後に30分から1時間かかっていたシフト調整の時間が5分から10分ほどに大幅短縮することができました。導入前は、翌週の希望勤務時間を紙またはチャットアプリで提出してもらい、表計算ソフトで各パート従業員の希望シフトを手入力していましたが、その苦労から解放されたのが最大のメリットと感じているとのことです。
※出典:https://airregi.jp/shift/
※画像:https://airregi.jp/shift/
まとめ
小売業界では、多店舗展開するケースも多く、様々な雇用・勤務形態があるため勤怠の管理は非常に重要になってきます。
また、シフト管理がうまくできないと従業員の不満だけでなく生産性の低下や多くのトラブルに発展するおそれが想定されます。
店舗経営を行う上で販売、仕入、在庫、発注だけでなく人の確保、作業の段取り、作業の指示などの業務も売上に影響してきますので、単なる管理ではなく目標の売上を達成する手段の活用にも役立つことが考えられます。シフト管理に関するお悩みやご興味などがありましたら、ぜひ参考にしていただければ幸いです。