【AIを活用した防犯・セキュリティシステム】についてと注目の取り組みを紹介
AIのなかでも注目されている【防犯・セキュリティシステム】についてどのような取り組みがなされているのかをご紹介いたします。
今注目の技術「AI OCR」

AIカメラは、AI(人工知能)を搭載したカメラのことです。従来のネットワークカメラ(監視カメラ)とAIカメラを比較するとAIカメラは、ディープラーニングによる機械学習をおこなうため、通常よりも精度が良くなったり、通常のカメラでは実現が難しい機能を使うことができます。
また、AIカメラは映像を記録するだけでなく、画像認識技術も搭載されているため、従来のネットワークカメラの用途である防犯カメラの役割に加え、トラブル等の未然防止や業務効率化にも対応可能です。
※出典:https://aismiley.co.jp/ai_news/what-is-ai-camera/
※出典:https://www.trenet-s.co.jp/post/aicamera
AIカメラの活用シーン
例:小売店

小売店で導入すると、AIカメラの人物検知機能を使うことで、性別・年齢層・店内での動線・滞在時間などの情報が手に入ります。実際に購入した顧客の性別や年齢層を確認すると、どの属性の顧客にどんな商品が好まれているのかを把握することが可能となります。
その為、来店客の行動分析ができるようになります。
また、一人ひとりの動線も確認できるため、売り上げに繋がった動線とそうでない動線が明らかになり、店内の売れているコーナーと売れていないコーナーを把握することができます。
その他にもAIカメラでは滞在時間がわかることから、コーナー別の滞在時間も分析できます。どの棚に滞在する時間が多かったのかというデータを蓄積することで、商品配置に活かすことも可能となります。
※出典:https://it.impress.co.jp/articles/-/21491
※出典:https://aismiley.co.jp/ai_news/what-is-ai-camera/
例:オフィス

AIカメラをオフィスで利用すると、入退室や勤怠管理を自動化することが可能となります。あらかじめ従業員の顔写真とIDをAIカメラに登録しておくことで、入退室したタイミングを自動的に記録し、結果として勤怠管理にかかる工数の削減が可能となります。また、AIカメラで取得した情報を勤怠管理ソフトウェア・給与計算ソフトウェアと連携すれば、管理業務がより効率化できます。その他、複数人が同時に入室した場合にも顔を認識できるものがあり、出社のピークの時間帯でもAIカメラを利用することができます。
※出典:https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1279449.html
※出典:https://aismiley.co.jp/ai_news/what-is-ai-camera/
各企業の注目の取り組みをご紹介
店舗運営も変えていく!?かしこくなるAIカメラ

セーフィー株式会社が開発・提供するエッジAIカメラ「Safie One(セーフィー ワン)」は、映像データを活用し課題解決に貢献することを目的に開発されたセーフィー初のエッジAIカメラです。
防犯用途は勿論ですが、内蔵マイク・スピーカー、Bluetoothを標準搭載している為、拠点間のコミュニケーションが可能に。また、オプション機能により立ち入り(人の滞留)検知・通過(自動集計)人数カウントなどのデータを利用し、マーケティング活用が可能となります。 株式会社ソフマップでは導入した結果、ランニングコストを下げることに成功しました。また、声も拾うことができるため接客の様子を撮影することでそれを教材化し、研修に活用することを検討されています。
エッジAI:エッジデバイス(端末)にAI(人工知能)を搭載し、端末側で推論や判断などを行えるようにする技術。
高精度な顔認識技術をもとに⼊退室管理のデータと監視カメラシステムのデータを連携

株式会社セキュアでは、顔認証とディープランニングによる高度なAI(人工知能)技術を用いてサービスを提供しています。
従業員の方がスムーズに気持ちよく働ける入退出管理システムを提供します。さらにセキュリティのレベルに応じて顔認証、指紋認証、カード認証など様々な認証タイプの提供、クラウド化することで機器の運⽤負担を軽減することが可能となります。
中古不動産総合プラットフォーム開発・運営をおこなっている株式会社GA technologiesでは、毎月の勤怠記入ではのべ175~350分、まとめるのに2~3日もの時間を取られていましたが、 導入後、現場は複雑な勤怠管理から解放されました。また、勤怠の一元管理をスタートしたことで、給与計算の業務効率も大幅にアップしたとのことです。※出典:https://secureinc.co.jp/solution/?utm_source=media-article&utm_source=media-article
万引き抑止や顧客満足度(CS)向上に!店舗運営をサポート

NTT東日本では、店舗運用をサポートする「AIガードマン」をサービス提供しています。AIカメラが特定の行動を検知すると検知情報と検知前後の動画をAIクラウドに送信し、スマートフォンに通知します。通知された情報をもとに、対象者へ「お声がけ」することで万引きの抑止・顧客満足度(CS)の向上が期待できます。
スーパーマーケットを展開しているライフコーポレーションでは、顧客満足度やロス対策の抜本的な解決や食品売り場以外での意識向けができないかと考え導入されました。その結果、ロス率が医療品で約60%減少、化粧品では90%も減少しました。
また「AIガードマン」の運用を通じて管理職の方が化粧品や日用品の売り場に出ることが多くなり、混み合う時間帯など売り場の状況を今まで以上に把握できるようになったようです。
「手軽に、便利に、欲しかった”気づき”を」カメラで店舗施設の防犯・業務効率化高性能監視カメラが月額1,320円(税込み)~
キヅクモとはお手元のスマートフォンやパソコンでどこからでも複数の場所の映像が閲覧できる中小規模のビジネス向けネットワークカメラサービスです。主な特徴は3点あります。
- 設定範囲内の「ヒト」「車」「動物」を識別するAIカメラ分析による効率的な監視
- 設定したルールによって撮影されたクリップ動画を時間、場所、画像付きで通知してくれる通知機能
- 世界各国の警備会社にて採用されている信頼性の高いセキュリティサービス
これらの機能を踏まえて月額1,320円(税込み)から利用可能です。オフィスでの入退室管理や複数拠点の確認、工事現場や店舗などの省人化や業務効率を推進したい企業で利用されています。
まとめ
AIカメラのディープラーニングを活用することで、今までの防犯カメラの役割だけでなく業務改善や売上への貢献に役立てることが可能となっております。映像を分析するだけでなく顧客情報を活用することで次に対応すべき一手を効果的に導くことができます。また、社内のオフィスに活用することで勤怠管理にかかる工数を削減し、管理業務の効率化が実現できます。顧客満足度・売上アップのための施策を考える上で、防犯セキュリティの強化や社内の業務改善を実現し、より安心・安全な業務運営を目指していきましょう。