デジタルマーケティングの活用と注目の取り組みをご紹介
今回はデジタルマーケティングの活用についてご紹介します。
今注目の技術「デジタルマーケティング」
デジタルマーケティングとは?
デジタルマーケティングとは、デジタル技術を活用したマーケティング手法すべてを意味します。インターネットの普及に伴い、口コミサイトなどを参考にしてECサイトで購入するなど変化が起きています。そうした中、時代のニーズに沿ったマーケティング手法のひとつとしてデジタルマーケティングが重要となってきます。
実際にデジタルデータの活用を通じて、多様化する趣向や行動が消費者の興味関心や欲する情報を捉え、的確なマーケティングを実現させることができます。
さらに、AIとの組み合わせによって膨大な顧客データを瞬時に分析し、予測を立てることができるようになります。
デジタルマーケティングとWEBマーケティングとの違い
デジタルマーケティングとよく似た用語に「Webマーケティング」というものがあります。これはWebサイト上で行うマーケティング手法のことを指します。オンラインショップなどのWebサイトを訪れたユーザーのサイト内でのアクセス行動を追うことで、ユーザーがWebサイトに対してどのような情報を求めているのかを探ります。その情報をもとに消費者の商品やサービスなどの購入を促すためWebコンテンツへと改善を重ねていきます。
一方で、デジタルマーケティングはWebサイトで得られるユーザー行動の情報だけに限らず、タブレットやスマートフォンの公式アプリの行動履歴、さらには商品に搭載されたIoT経由のデータといったデジタル情報なども収集します。他にもリアルなイベントでの反響や店頭への来店データ、販売履歴といったリアルな活動データなども収集対象になります。
※出典:https://www.hitachi-solutions.co.jp/digitalmarketing/sp/column/dm_vol01/
デジタルマーケティングを活用し、業務改善を図る
顧客の声をリアルタイムに収集『ClipLine サーベイ』
多店舗・動画マネジメントシステム「ClipLine」を小売業や外食、サービス業を中心に1万5000店舗以上に提供しているClipLineは、そうした課題を解決するため、新たに顧客アンケート収集・分析ツール「ClipLine サーベイ」を発表しました。
一都三県でお寿司を提供している銚子丸では、2021年10月よりClipLineを導入し、階層別の教育や双方向で情報を交換し学び合うことで、改善することができたそうです。導入後は、お客様自身が店内にあるQRコードを自分のスマホで簡単に読み取り、QSCの評価を回答いただくと、送信した瞬間に店舗のPC、その上のマネージャー、部⻑、常務、社⻑すべてにお客様のご意見が瞬時にわかるようになったそうです。集計工数の削減だけでなく、マネージャーが各店舗の状況や強みを容易に分析することができています。
人流マーケティングツール『マチレポ』
ソフトバンクの子会社で、位置情報を活用したビッグデータ事業を手掛けるAgoop(アグープ)は、調査したいエリアを自由に設定してスピーディーに来訪者分析などができる人流マーケティングツール「マチレポ」の提供しております。「マチレポ」は、日本全国どこでも、指定したエリアへの来訪者数・ペルソナなどを分析できる、人流マーケティングツール。厳選された12種類の分析メニューを基本搭載し、わずか数クリックの簡単な操作で結果が出力される、シンプルな操作性が特長です。
株式会社ニトリホールディングスでは、新規出店には情報収集、オーナー交渉、役員の承認など通常1ヶ月〜半年ほど時間を要し、事前調査に時間をかけることは競合他社に奪われるなどの機会損失のリスクがあります。 他社からの提供が2週間かかるところ、Agoopの場合は1週間で納品いただけるため、リードタイムを半分ほど削減することができたそうです。
『LINEチラシ』を活用してデジタル販促にシフト
家電量販店のヤマダデンキ(群馬県)は、デジタルチラシサービス「LINEチラシ」を2020年から導入し、現在、約400店舗で活用しています。
また、売上への貢献度をより明確化するために、LINEチラシ限定のクーポンコードをバーコード化して掲載することで、実際にそのクーポンの利用効果を可視化できるようにしているようです。
現在、チラシに大きく投資をして毎週配布しているので、今後、紙チラシを削減しても売上に変動がないようであればデジタルチラシにシフトしていくことも考えているようです。