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話題のAI OCRと注目の他社サービスの紹介

IT知識

今回は、話題のAI OCRについてご説明ご紹介します。

今注目の技術「AI OCR」

OCRとは、印刷された文字や手書きの文字をカメラやスキャナなどに読み取り、デジタル文字に変換する技術のことを言います。
今までデータを手入力していた手間を大幅に削減し、人的ミスの削減などを目的としてOCRの利用が広まっています。

今注目の技術「AI OCR」

AIOCRとは、OCRの光学技術とAIの学習機能を利用して、印刷された文字や手書き文字を画像からテキストへ、高精度でデータ化する技術です。

AIOCRとOCRの違い

データ化する工程はOCRとほぼ変わりませんが、以下の3つの違いが挙げられます。

  • 文字をより正確に認識できる
  • 手書き文字の認識率が高い
  • 非定型の帳票にも対応できる

その他にもメリットとして、入力作業の削減や確認・修正業務の軽減・データ利用に関する他の業務の効率化などが期待されます。
また、印字の読み取りに強い・手書きの読み取りに強い・印字・手書き両方に対応可能など様々なタイプがあります。

注目の他社サービス

手書き日本語を読み取るAIモデルで帳票入力業務を効率化

SGホールディングスにてIT統括事業を担うSGシステム株式会社は、AIを活用したOCRプラットフォームサービス【Biz-AI×OCR】に手書きの日本語を高精度に読み取れるAIモデルを搭載し、2022年6月より提供を開始いたしました。

  • これまでの課題
    これまで年間13憶個の荷物を取り扱っており、繁忙期には1日100万枚もの配送伝票を人の手によりシステム入力していました。
  • 活用後
    従来のOCR技術では認識できない、〇がついたサイズの数字と重量の混在複写式伝票のキズや汚れによるノイズに対応できました。 結果、作業時間8400時間の短縮に成功し、貴重な労働資源を最大限活用できるようになったようです。

※出典:https://www.sg-hldgs.co.jp/

世界最高水準の認証精度~CLOVA OCR

LINE株式会社より世界最高水準レベルの認証精度であらゆる書類や画像をテキスト化できるのが【CLOVA OCR】です。
手書き文字・縦書き文字・文字の傾きや丸みなど、さまざまな書き方に対応しています。

  • これまでの課題
    1989年より総合広告代理店を営んでおります株式会社スコープ様では、キャッシュバックなどの販売促進効果を狙ったレシートキャンペーンを実施しました。しかし、リソース不足により告知・配送遅延等の課題があったようです。
  • 活用後
    目視コストの削減ができ、その分人件費を抑えることに成功。結果として購買判定スピードが早くなり、キャッシュバックまでの期間の短縮が可能になりました。消費者様にもメリットを提供できるようになったそうです。

※出典:https://clova.line.me/clova-ocr/

誰でも、簡単、高精度

AI inside株式会社より【DX Suite】としてAI‐OCRサービスを提供しております。
だれでも、かんたん、高精度としてあらゆる書類をすぐにデータ化することに注目したサービスとなっているようです。

  • これまでの課題
    医療機器の開発、製造と販売をおこなわれています。 アルケア株式会社様では、デジタル化を進めるも一部どうしてもFAXが残ってしまうことが課題となっていたようです。
  • 活用後
    カスタマーサポートによる読取精度向上支援もおこなっているため、読取精度をさらに上げるために帳票のフォーマットを一部修正するなどの工夫をしているようです。その他にもFAXの注文用紙の検証がメインでしたが、展示会のデータ化などの相談等もありデータ化の検証もされているようです。

※出典:https://dx-suite.com/

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