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EC業界の傾向と、実店舗の集客への取り組み!

IT知識

ここ数年に渡り成長を続けているECサイトと、それに対抗する実店舗の取り組みについて、ECサイト業界の現状やECサイトに関するサービスをご紹介します。

ECサイトの現状(意外と少ないEC化率)

アマゾンや楽天などの企業がECサイトでの販売を伸ばしており、店舗での売り上げが下降線に入っていることは、ここ数年様々なメディアで取り上げられています。

しかし実際には上図のように、日本国内のEC化率は5.43%にすぎません。ただ、右肩上がりの推移が続いており今後も成長が見込まれる産業だということがわかります。

※2017年4月調べ

※参考:https://www.ebisumart.com/blog/industry/

アパレル業界のEC化

1兆5297億円(EC取引総額) / 13兆9954億円(全商取引総額)= 10.93%(EC化率) 上記の式は、アパレル業界のEC化率を表す式です。アパレル業界のEC化率は対前年比10.5%上昇している他、物販系分野内での構成比率は15.29%とトップを走っており、継続的にEC化率が進んでいる分野ということができます。

この業界では、リアル店舗で商品を品定めし、後にECで店舗よりも低価格で購入するショールーミングや、反対にネット上で商品をリサーチした上で、リアル店舗で試着して購入するWebルーミングなど、新たな消費行動が一般化しています。

流行に敏感な若者ターゲットとした企業を中心に、こうしたオムニチャネル戦略に力を入れている企業が多くなっています。

丸井は15年9月から婦人靴PBのポップアップストアで無在庫販売の運用実験を積み、17年2月には錦糸町店の婦人靴PB売場全体を「体験ストア」化して運用。PB「らくちんシューズ」では40才以上の顧客の65%が利用し、端サイズの47%が「体験ストア」で購入されるなど手応えを得て、今後も様々な分野に展開していくようです。来春までに10店舗超に店舗を拡げ、順調なら紳士のシャツやスラックスにも拡げる事を検討しています。

※2017年4月調べ

※参考:https://www.ebisumart.com/blog/ec-rate/

ECサイト運営代行サービス(運営ノウハウがなくてもスタートできる!)

今年パルコが、ファッションブランド直営ECサイトの運営代行サービスを開始しました。この代行サービスはファッションブランドのECサイト制作、お客様対応、決済、物流手配まで含めた「ECプラットフォーム」をパルコが構築し、サイトの運営全般を代行するものです。第一弾として、アンリアレイジのECサイトを2017年9月26日にオープンし運営をスタートしました。

本来ゼロからECサイトを立ち上げる場合、「高コスト」「運営ノウハウの不足」「運営スタッフの不足」などの課題があります。そのため自社ECサイトの代替として既存のECモールを使用しているブランドが数多く存在しています。しかしECモールのみでは、「ブランドの世界観を一貫して表現できない」ことや、「モノを通して伝えたいメッセージがエンドユーザーに届かない」ことがあり、ブランドやショップはECモールでは満足できない状況になってきています。

パルコは2015年より自主編集のセレクトショップ「ミツカルストア」のECサイトを運営して得た、商品ページ制作、 宣伝戦略・在庫管理・決済・物流等のノウハウを活かし、ブランドが世界観や作り手の思いを伝える事ができるECサイトを協同で立ち上げることで、ブランドの販売力や情報発信の強化をサポートしていく形をとっています。

また、現在ECサイトの運営代行サービスは数多くあります。各社で得意としている領域や料金形態等、特徴が様々です。

「ECサイト 代行」等と検索するといろいろな企業がヒットするので、興味のある方は各社のお話を聞いてみてはどうでしょうか。

※参考:https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/45428

ECに負けない イオンモールの取り組み

来店動機を増やすことが大切

ここまでの記事でご紹介した通り、各社がECサイトを巻き込んだ施策を考え取り組んでいます。そんな中先日の新聞で、イオンモールは地域で一番の支持を集めることで、ECに負けない施設作りを進めているという記事がありました。

17年10月から18年2月末にかけて10施設で日本オペラ振興会と連携したショートコンサートを館内のイオンホールで開催しています。オペラだけでなく寄席等の集客イベントの提供を増やしています。基本は無料でイベントを開催するのですぐに定員が埋まり、最近では有料のイベントも開催しています。

吉田社長は「来店動機をいくつ持っているかということ」と話しており、ECの成長は著しいが、リアル店舗ならではの機能を高めていく構えです。

買い物の魅力を落とさない施策

こうした取り組みと並行して、既存イオンモールの増床も進んでいます。

現在消費者がECとリアル店舗を併用するようになっており、消費者がリアル店舗を活用する際にライバルとなる大型SCや百貨店、GMS等と比較した際に選ばれる必要があります。イベントでの集客だけでなく、アパレル等の物販を縮小し買い物の魅力を落とさない為の増床を繰り返しております。

2016年度および2017年度上半期において、増床・リニューアルを実施した既存31モールの専門店売上は、対前年同期比5.8パーセント増加の結果が出ており、活性化効果が出ています。

※出典:https://www.aeonmall.co.jp/topics/367324/

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