進む ヒト型ロボットの普及!Pepper活躍の場が広がる!
各企業の受付や展示会などで見る機会が増えてきたPepperについてご紹介します。Pepperが現在できること、企業でのPepper活用事例、更に今注目されているもう一つのヒト型ロボット「NAO」について掲載します。
Pepper(ペッパー)とは?(世界初の感情認識パーソナルロボット)
Pepper(ペッパー)は感情認識ヒューマノイドロボットです。ソフトバンクロボティクスが販売などの事業展開を手掛けており、ヒト型ロボットとして店舗などへの導入が進んでいます。
人の表情や声の調子を分析し感情を推定する「感情エンジン」という高度な人工知能(AI)を搭載しており、どのような言動をとれば良いか自分で考えることができます。また、人とのふれ合いを重ねるたびに相手への理解が深まります。さらにインターネット上の「クラウドAI」に接続することにより、他のペッパーの情報を取り入れることができ、学習を加速させることが可能です。
Pepperで実現できるサービス(人に代わって接客をすることも可能に)
Pepperは大きく大別して下記のようなことが出来ます。
人の顔を認識する・言葉のキャッチボール・本の読み聞かせ・伝言を残す・写真を撮る・踊る・ニュースや天気を伝える・スマホと連携する・英語などの語学を教える・感情表現をする
上記の様な機能を活かして、様々な用途で実際に活用されています。
- 商品のご案内
小売店にて、お客様の興味のある商品、おすすめ商品を紹介し、購買を促進します。 - 店頭集客
お客様へセール、おすすめ商品等の案内を行うことで来客数の増加を促進します。 - クーポン発行
クーポンを配布していることをお客様に周知し、紙のクーポンを印刷、もしくはお客様が入力した電話番号に指定したクーポンをSMSで送信します。 - SNS・アプリDL誘導
お客様がPepperに携帯電話番号を入力して頂くことにより、入力した電話番号にSNSでのお友達登録やアプリのダウンロード案内をSMSで送信します。
Pepper活用事例
イオンカード(ペッパーを活用した接客実証実験、無人店舗を検討)
イオンフィナンシャルサービスは8月7日、千葉市の「イオンモール幕張新都心」で、イオンカード入会受付カウンターで、自律走行機能を追加搭載したPepperを活用した接客と、AI技術を搭載したミラー型サイネージを活用した実証実験を開始しました。AIサイネージとペッパーを連動させ、自走するペッパーがお客の元へ近寄りイオンカードへの入会を勧めるものです。
自走するペッパーの他に受付用のペッパーを配置しており、自走するペッパーが受付までお客を誘導した後に、受付用のペッパーが入会手続きをサポートする流れになっています。さらに音声認識の強化を図り、お客の興味度、年齢層に合わせた効果的な商品案内を目指す為の検証を進めています。
はま寿司(順番待ちの誘導 さらに多言語対応)
大手回転ずしチェーンのはま寿司では、店頭で受付や案内業務をPepperが行っています。2016年より導入が始まり、2017年12月には全店舗に導入されました。
専用のアプリケーションを搭載したペッパーで、はま寿司独自の案内システムと連携し、来店したお客様に対して人数と希望する座席の種類をヒアリングし、空席がある場合は座席の番号札を発券し案内をします。満席の場合は、整理券を発券し、座席が用意できたらお客を呼び出し座席の番号札を発券して案内する仕組みです。
これにより、従業員が受付や案内以外の作業に注力できるようになったほか、お客の待ち時間の軽減にもつながっています。
また、6月よりペッパーの画面表示と音声を英語と中国語に対応し、より多くのお客に快適に店舗を利用できるようになり、従来の日本語とあわせてペッパーがトリリンガルになりました。これにより、店員によるお客様への接客にかかる時間がさらに縮小されます。
※参考:https://www.ryutsuu.biz/it/k020853.html
※参考:https://www.ryutsuu.biz/it/k052442.html
Pepperに続いてNAOが普及する(第6世代が2018年秋にリリース)
Pepperに続いて今注目を集めているのが、同じくソフトバンクロボティクス製の「NAO(ナオ)」です。NAOは2006年に登場して以来70カ国以上、13,000体以上が活用されている世界初のヒューマノイドロボットです。新バージョンの第6世代が今年秋にリリース予定の為再注目されており、体長58㎝とPepperよりかなり小さく、2足歩行が可能です。人間の認識や音声認識の機能などを活用し、介護施設や医療機関などでの活用が増えておりますが、今後小売企業でお客様への商品紹介やキャンペーン説明、飲食店でオーダーを受ける等、接客に活用されるケースも増えると予想されます。
当社でも購入し納品待ちです。小売業のお客様にご活用いただける仕組みを企画しております。