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「二酸化炭素固定」知っていますか?

SDGs

「2050年までに排出二酸化炭素(CO2)を実質ゼロにする」ことを目標にするカーボンニュートラルの取り組みは多くの方が認識してきているかと思いますが、「二酸化炭素固定」という言葉は皆さんご存じでしょうか?

簡単に表現すると、地球の大気中に増え続ける二酸化炭素を取り込み、何らかの方法で二酸化炭素を留めて大気中に放出しないようにすることです。自然によるものと、人工的なものの2種類があります。

自然

植物の「光合成」。植物は成長する過程で二酸化炭素を吸収して蓄える。
老木に比べて、若い木の方が成長スピードが早いことから、多くの二酸化炭素を吸収する。

人工

  • ①化学吸収
    大気中の二酸化炭素を、アミンや炭酸カリウムなどのアルカリ性溶液に溶かす方法。
  • ②物理吸着
    酸化炭素を含む排気ガスをゼオライトや活性炭、アルミナなどの吸着剤に接触させ、二酸化炭素を吸着させて固定する。特に鉄鋼業のように、濃度が20%を超える高濃度のCO2を排出する場合に実用される。
  • ③炭化固定
    木や竹などのバイオマス素材を燃焼させ、炭にして固定する方法。その他に、液体にして閉じ込めて地中や海底に貯蔵するものもあり、様々な企業や団体が研究開発を進めている。

このSDGsコラムは
ユーエスエス(環境委員会)がお届けしています。

ユーエスエスは、SDGsの17ゴールのうち特に、関連項目が最も多い環境(直接:13項目、間接:4項目)についてコラムを執筆しています。環境に意識した企業となるよう啓蒙活動を行っています。

株式会社ユーエスエス アスのエコ(環境委員会)

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