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2021年も加速するESG投資とは

SDGs

ESG投資とは「環境(Environment)」、「社会(Social)」、「企業統治(Governance)」、これらの「非財務情報」の開示や取り組みに積極的な企業に対して優先的に投資を振り向ける投資手法となります。なお、企業目線で言い換えますと、ESGの各分野を積極的に経営に統合することをESG経営と呼ぶようです。
2020年10月に、菅首相が所信表明演説で表明した「温室効果ガス2050年実質ゼロ」も相まって、ESGという言葉を耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか。

実は、世界ではじわじわと既に増加し続けていて、現在では、31兆ドル(約3,418兆円)規模の投資残高を誇り、世界全体の投資残高の3割程度を占めているとも言われております。そして、2021年も『ESG投資』の拡大傾向は続くとみられております。
米国では、環境問題を重視するバイデン新大統領の誕生によって、欧州を中心とした景気回復を環境重視で進める「グリーン・リカバリー」の動きや、在宅勤務の推進の働き方改革などが引き続き株式市場で注目されているようです。

つまり、「ESG」というキーワードは一過性の流行で終わるものではなく今後は、企業経営の基本となりESGに配慮しない企業は生き残ることができないとの意見もあるようです。
また、国際社会におけるSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の動きも重要な要因としてあげられております。SDGsとESGの関係については企業がSDGsに取り組み、ESG投資によって企業に投資することで、それぞれが表裏一体にあるものとして捉えることができます。
SDGsという「目標」を掲げ、ESGという「手段」で取り組む企業への投資が「ESG投資」となるとして、さらなる拡大が見込まれているようです。

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