金融機関を装ったフィッシングメールに注意!!~不正送金被害が急増中!~
インターネットバンキングに係る不正送金被害が急増しており、令和5年の被害額は全国で80億円を超え、過去最多を更新しています。最近では、金融機関を装ってフィッシングサイトへ誘導するメールが多数確認されていることから、被害の多くはフィッシングによるものと見られています。
フィッシングとは
公的機関や金融機関、ショッピングサイト、宅配業者等の有名企業を騙るメールやSMS(ショートメッセージサービス)を送信して、正規のウェブサイトを模倣したフィッシングサイト(偽のウェブサイト)へ誘導し、IDやパスワードなどの認証情報や個人情報などを入力させ詐取する手口です。
フィッシングの特徴
- フィッシングメールは実在の企業を装っており、正規のメールと見分けることが困難です。
- 「重要」「不正アクセスを検知」「取引を制限」等のタイトルで不安にさせ、リンクを押させようとします。
- フィッシングサイトは実在するサイトをそのまま複写(コピー)したものが多く、見た目で偽物であると判断することは非常に困難です。
不正送金被害防止のための対策
- メールやSMSに記載されたURLにはアクセスしない!
- メールやSMSのリンク先からはログインしたり、ID・ワンタイムパスワード・乱数表等のパスワードを入力しない!
- 金融機関等の公式アプリや公式サイトからアクセスする!
- 同じ組み合わせのID・パスワードを使い回さない!
- 多要素認証(生体認証やメール等による複数の認証)を使用する!
※警視庁のサイバーセキュリティ対策本部様よりご提供いただいた内容を掲載しています。