[インバウンド対策]東京オリンピックに向けた 各社のインバウンド対策

2017年06月14日

インバウンド需要の現状

近年、中国を中心としたアジア圏からの旅行者が非常に多く、免税を活用しての中国人の「爆買い」も話題となり、2015年には新語・流行語大賞に選出されています。更に今後は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、アジア圏以外からの旅行者の増加も見込まれており、日本政府が打ち出した2020年の訪日外国人観光客の目標は、4,000万人です。
日本では高齢化と人口減少が同時に進行していることで、国内での経済活動が下火となり、内需の減退が起きています。その様な中、インバウンドで国外から需要を取ってくる為に、様々な施策を考えていく必要があります。
政府は、目標人数達成に向けた施策として、重視する20カ国・地域のうち、現在もビザが必要な中国・フィリピン・ベトナム・インド・ロシアの5カ国の発給条件緩和を加速させております。全国200カ所の文化財を対象に、修繕や多言語解説の導入等を支援し、保全重視から観光活用への転換を促しています。また、大型国際会議の誘致や観光の人材育成も進めています。
2020年の東京オリンピックで来日観光客にどれだけ満足頂き、リピーターになってもらえるかが、今後数十年の日本の経済に影響するでしょう。

 
 
インバウンド需要とITツール
① WeChat Pay(決済)
中国で手放すことができないコミュニケーションツールとなっている「WeChat Pay」でモバイル決済をする中国人観光客が増えております。利用者が銀行口座をWeChatに登録、店頭でスマホのバーコードを表示し、それを読み取るだけで決済が完了するサービスです。中国ではスマホでのモバイル決済額が100兆円を超えており、急速に普及しています。外国語対応の出来るスタッフがいなくても、簡単に会計が出来る為、中国人観光客の来店が多いお店にはお勧めの製品です。
http://wechatpay.aplus.co.jp/
 
②メガホンヤク(翻訳・音声)
2016年にパナソニック社がサービスを開始した製品「メガホンヤク」は日本語を英語・中国語・韓国語に翻訳し再生することができます。空港、駅等の交通機関や、展示会・イベント等のホールやスタジアム、テーマパークや観光地等、様々な場所や場面でお客様や来場者の誘導をスムーズに行うことができます。全体で約1800パターンの文章が利用可能であり、既に成田空港では導入されております。
https://panasonic.biz/cns/invc/megahonyaku/
 
③セカイPOP(翻訳・文字)
POPを簡単に作成できるPOPKITという製品があり、その中の「セカイPOP」というサービスで、外国語が分からなくても、豊富な定型パーツと人力翻訳機能を使い、クオリティの高い外国語POPをカンタンに作ることができます。「中国語・韓国語・英語・日本語」を併記してデザインされたパーツ1,000以上を収録しており、POPKIT上で配置することで、わずか1分で外国語POPが作成可能です。「免税/商品訴求/店内案内/注意喚起」等様々なシチュエーション別パーツが収録されており、法人向けの有料サービスではより精度の高い翻訳が可能になる、人力翻訳も使用することができます。
http://popkit.net/sekaipop.html
 
 
美容院様向けマルチ言語予約アプリ
「爆買い」が落ち着きを迎え、最近では日本の「おもてなし」を求め、インバウンド消費がモノからサービス・体験へと移り始めています。特に日本の美容・健康に対する関心が高まってきており、日本で美容・健康に関連するサロン体験をする訪日外国人が増えてきていると言われています。
複数の美容院様で、マルチ言語化させたサロン予約アプリを導入し、訪日旅行客への下記3つの手法でサービス向上を図っております。
 
①英語、日本語、中国語、韓国語に対応
②予約だけでなくメニューもマルチ言語化させ、様々なメニューの提案ができるようにした
③クレジットカードによる事前決済により、現地での金銭のやりとりの手間を省く
 
①と②については、サロン以外の業界ではよく行われている対策ですが、③についてはこちらの予約アプリならではの、事前決済を行えるようになっています。この機能のおかげで、観光客の限られた貴重な時間を無駄にすることがありません。またサロン業界特有の、「直前のキャンセル」率を格段に減らし、お店にとっても有益につながりました。実際に某美容院では、こちらのサロン予約アプリを導入し、約1年で訪日旅行客の月の来店人数が約7倍に増加しました。

 
 

当社のお客様の事例

当社お客様のインバウンド対策(免税)
■某ホームセンター
免税対応として、既存のPOSレジをカスタマイズ。これまで免税の帳票を手書きで作成していたが、自動で帳票を出せるようになった。お客様1組に対して、買い物量が長いときには1・2時間かけて帳票を作成していたが、免税対応にカスタマイズしたことにより、数分から十数分で対応ができるようになりました。
 
■某靴屋
パスポートを自動で読み取るシステムを、インバウンド需要が見込める数店舗で導入。パスポートの言語を読み取りその言語で帳票を作成することが可能。英語、中国語、韓国語のみでなく、ロシア語やフランス語にも対応しております。インバウンド需要を取り入れる為という発想ではなく、単純にお客様を長く待たせてはいけないという観点から導入に踏み切ったとのことでした。
 
■某メガネ屋
好立地を生かすために免税システムを取り入れました。店舗の目の前は観光バスの停車位置として使われており、観光客が観光し終えたあと、バスの発車まで時間があるときに目の前にある店舗を訪れることが多々あります。しかし、せっかくの好立地なのに免税を手書きでしてしまうと、ロスタイムが発生してしまいます。バス発車前の数分を逃さないために、免税システムを導入し、販売機会ロスを削減しました。
 
 
当社システムを活用したインバウンド対策(免税)

当社でもインバウンド需要に向けて、免税システムを提供しています。
当社のお客様の某メガネ店様に、メガネ専門店様向けの総合システム(店舗POSレジ、販売管理システム、免税システム)を提供しております。日々ご活用いただいている中で、インバウンド対策にいちはやく注目し、10年前から免税システムをご採用頂いております。メニューを売上入力時の分かり易い位置に追加し、免税にもすぐ対応できるようになっています。
また、免税の販売記録を残すため、国に申請する際にどの商品を免税として売り上げたかを一覧ですぐに確認することができます。実際に本事例の某メガネ店様ではブランドのフレームやメガネを多く取り扱っているため、訪日外国人が購入されるケースも多々あり、免税システムをご活用されています。
今後の課題としては、リピーターを狙い、嗜好の登録・絞り込みを行い、DM発行等販売促進活動に繋げていくことが挙げられます。

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